「ミッシング・カー現象」
中年以降、中高年になると特に、日々記憶力の衰えを感じる事が多くなってきます。
有名人の名前を「ほら、あの人。あのアレに出てるあの人…」
アレに出てる のアレすらもスッと出て来なかったりしませんか。
しかしそのくらいはさほど問題じゃありません。数分以内に思い出しますので。
最近、問題になる事象が起きるので、これには少し危機感を抱いています。
それは……
大きなスーパーなどに車で買い物に行き、買い物を終え外に出ると…
そう、車をどこに停めたか忘れてしまっているのです!!
あ‥あれ?どこに停めたっけ……?
おおよその場所は覚えてるのです。入り口の近くだったか遠くだったか、駐車場のはじっこだったか真ん中辺だったか くらいは。
たくさん買い物して重いのに…
数台しか駐車スペースがないお店ならもちろんこんな事はありませんが、広い駐車場です。
確かこっちの方だったな、と進みますが、私の車が見当たりません。
1列先だったかな?そう、1列先よね と段々焦ってくる自分を落ち着かせるように進みますが、私のグレーの車は見当たらず。
隣のブロックだったかな?と、大きな勘違いをしている可能性も考え別のブロックに目星を付け移動すると……
ありました。
スゴくホッとしました。
キャッシュカードを失くしたかと思ってたら財布に入ってた時くらいホッとしました。
というのも、近年何回かあるこのミッシングカー現象の中で、最もひどかった時、見つかるまで3分くらい徘徊したのです。
3分と言えば短いようですが
◇このまま見つからなかったら家に帰れない
◇あの人、なにウロウロしてるんだろう?あ、車の場所わかんないのかな?と思われてるかも知れないという恐怖
◇見つからなかったら、店員さんに一緒に探してもらわなければもうどうにもならないという、自分が少しやばくなったのかも知れないという恐怖
これらの恐怖(?)を感じながら徘徊していると、もっと長い時間だったようにも感じたのです。
ちょっと泣きそうになりました。
無事家に帰り、この怪奇現象を息子に話すと
「悲しいな」(もうボケ始まったんか?の意)
と言われました。
中高年の方で、このような経験をされる方はいるのでしょうか。
あれ、どこ停めたっけ くらいはきっとありますよね?
この時から、車を駐車場に停め入り口に向かう前に、「えーと、買うものは…」と考えて停めた場所を忘れてしまわないよう、停めた場所をしっかり確認してから買い物に挑もうと決めました。
というか別のミッシングカー現象のパターンもあり…
家にもう1台黒い車があるのですが、こちらは普段息子が主に使いますが、私もたまに使うのです。ある日いつも使うグレーの車でなく、この黒い車で買い物に行きました。
もうお気付きでしょう。
そう、買い物を終え車に戻ろうと、普段使うグレーの車を探してしまったのです!
この時は停めた場所に自信があったので、これこそ怪奇現象でした。
「盗まれたか?」
とすら思いました。
ちょっとウロウロした後、おかしいと思い自信があった場所を見ると、あ、これ黒い方やん!! こっち乗ってきたんやんけ!!
無事帰宅できました。
数回経験したので、さすがに危機感を感じ以後気を付けようと思っています。
老化とは別に、ちょっと雑念が多い時期だったのも集中力低下に繋がっていたと思われます。
いずれにしても、店員さんに助けを求め恥ずかしい思いをするか、又は家族に来てもらい一緒に探してもらうという面倒な事にならないよう、考え事もほどほどにしなければなりませんね。